幹細胞とは
幹細胞は、身体のおおもとになる細胞です。身体にはその場所ごとにさまざまな細胞がありますが、それらの細胞は日々、死んでは新たな細胞へと入れ替わっています。
そのとき、この新たな細胞を供給する役割を果たしているのが幹細胞です。幹細胞自体が分裂して増え、それがさまざまな細胞になっていきます。
加齢とともに失われる幹細胞
しかし、幹細胞もまた、老化の影響を免れるわけではありません。幹細胞の数自体が減少し、新たな細胞を供給する力が落ちていくのです。そのため、臓器や肌など、身体のあちこちで不具合が生じることになります。
例えば、脳が失われた細胞を補充できなくなると「認知症」、肌の表皮で細胞を補充できなくなると「しわ・たるみ」、膝の細胞が失われると「膝痛」のリスクが高まります。若い頃は、失われてもすぐに補充されていたものが、加齢とともに幹細胞が失われ、各所に症状が現れてしまいます。
幹細胞を増強する
逆に言えば、幹細胞を活性化し増やすことができれば、身体の若返りが期待できるということになります。
では幹細胞はどのようにしたら増強することができるのでしょうか。ここで大きく注目されているのが、幹細胞増強成分の麹多糖です。放射線をあて、脾臓の重量が減少したマウスに麹多糖を含む麹菌発酵大豆抽出物を食事にまぜて与えると、脾臓の重量が増えていることが明らかになりました。
アンチエイジングにつながる成分として期待
幹細胞を増強する働きのある麹多糖は明らかにされたその作用により用途特許も取得。老化の進行をおさえる、アンチエイジングにつながる成分として期待が集まっています。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-19 麴多糖の秘密』より