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長寿遺伝子をONにするには

野菜

アンチエイジングにはカロリー制限

アンチエイジングには、老化を加速するような生活習慣を避け、病気にかからないようにすることが大事です。老化を減速させる唯一の方法として知られているのはカロリーコントロール(カロリー制限)で、飽食から制限食に転向すれば、微生物からほ乳類までテストされたいずれの種においても寿命の延長がみられます。

老化の原因の要素はミトコンドリアの弱体化

そもそも老化の原因の大きな要素は、細胞内のミトコンドリア(※1)の弱体化と免疫細胞の暴走です。ミトコンドリアが加齢により弱ると、活性酸素を出して体の細胞を破壊し、糖尿病や認知症になります。また、免疫細胞の暴走は、自分の血管を攻撃して動脈硬化などを引き起こします。しかし、継続的なカロリー制限によって、これらの病気や発ガンは減少するといわれています。

サーチュインがONでミトコンドリアが増える

ウィスコンシン大学のリチャード・ワインドルック博士らの老化研究では、長寿遺伝子(サーチュイン)をONにするにはカロリーを30%制限するとよいそうです。サーチュインがONになると、ミトコンドリアが増え、免疫細胞がおとなしくなり、血管などの老化を改善して長生きが可能になります。
飽食の生活は、代謝が加速され、まさに駆け足で人生を送ることに等しいのです。

カロリー制限の注意事項

長寿遺伝子(サーチュイン)は、カロリーコントロール(カロリー制限)により軽い飢餓状態を作るとONになる遺伝子です。金沢医科大学糖尿病・内分泌内科の古家大祐博士によれば、カロリー制限を7週間以上続けることでサーチュインをONにできるといいます。また、カロリー制限は30代、40代からと早めに始めた方が、より老化を遅らせ、長生きにつながる可能性が高まるそうです。なお、もともと食が細い人が年をとって急にカロリー制限を始めてしまうと、栄養が不足してかえって体に悪い場合があります。カロリー制限を行う際は、適切な指導のもとで栄養バランスの考えられた食事を摂りましょう。また、カロリー制限は途中でやめてしまうとすぐにサーチュインがOFFになってしまうため、ずっと続けなければ効果がありません。

葡萄

カロリー制限なしでサーチュインに直接働きかけるレスベラトロール

そこで注目をあびているのが、ブドウの皮や種子、葉や茎、赤ワインに多く含まれる植物栄養素・レスベラトロールです。レスベラトロールはサーチュインに直接働きかけ、活性化する化合物で、アルツハイマー病の予防に役立つことも報告されています。食品からの摂取が望ましいですが、場合によりサプリメントの活用も一つの方法です。

※1 ミトコンドリア ほとんどすべての生物(動植物や菌類 など)の細胞に広く含まれている細胞内構造物の一つで、呼吸を営み、生命活動に必要なエネルギー源 であるATP(身体を動かす燃料)を生産する。

栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-1 レスベラトロールの秘密 ブックレット版』より

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