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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

最適な大きさのプロテオグリカンコラーゲン複合体

腸壁

水の番人

水の分子を抱いていて、必要な細胞に水を与え、逆に水を多く持っている細胞から引き取るという水の倉庫と管理人の役割を担うプロテオグリカンコラーゲン複合体は、「水の番人」とも言えます(図1)。

■プロテオグリカンコラーゲン複合体の機能(図1)

プロテオグリカンコラーゲン複合体は、大量の水を抱え込むだけでなく、細胞外マトリックス内に水を吸水・保水しています。

プロテオグリカンコラーゲン複合体の機能

腸壁のレセプターの働き

さらに、その絶妙な大きさ(分子量)により驚くべき作用があることが分かりました。腸壁には「レセプター」と呼ばれる鍵穴物質がついています。この腸壁周辺にあるレセプターが栄養素をキャッチすることで、大事な役割を持った信号が体内に送られます。そのとき重要なのは、栄養素がレセプターにちょうど収まる大きさであることです。小さいとレセプターがキャッチすることができず、そのまま流れていってしまうのです(図2)。

■ 腸壁にそのまま届く理由(図2)

プロテオグリカン単体やコンドロイチン、グルコサミンは小さすぎてキャッチされないプロテオグリカンコラーゲン複合体は、レセプターがキャッチしやすい、ちょうどよいサイズのため、コンドロイチンの30分の1の摂取量で、その働きを発揮できます。

腸壁にそのまま届く理由

プロテオグリカンコラーゲン複合体はキャッチしやすい

例えばプロテオグリカン単体やコンドロイチンやグルコサミンはレセプターよりも小さいため、そのままではレセプターと合体することができません。そのため、有用な効果を期待するには大量に摂取する必要がありました。
ところがプロテオグリカンコラーゲン複合体は、レセプターがキャッチしやすい、ちょうどよいサイズのため腸内を流れて無駄になることがなく、コンドロイチンの30分の1の摂取量でその働きを発揮できることがわかりました。

プロテオグリカンはコラーゲン複合体のままが重要

プロテオグリカンコラーゲン複合体が、体内のあちこちへ「信号」を出して、機能改善を働きかけるのです。レセプターにキャッチしてもらうためにも、プロテオグリカンはコラーゲン複合体のままの状態であることが重要なのです。

栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-35 プロテオグリカン非変性Ⅱ型コラーゲン複合体の秘密』より

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