加齢とともに数も活性も低下するミトコンドリア
ミトコンドリアが元気な状態だとエネルギーが効率よく産生されるため、運動機能の向上、疲労軽減や太りにくい体質など、健康的な身体が維持できます。
しかし残念ながら、ミトコンドリアは加齢とともに数も活性も低下し、老化してしまうことが分かっています(図1)。
■加齢によるミトコンドリアの数と活性の変化(図1)
ミトコンドリアが機能低下すると
そのため、食事から摂った栄養素をエネルギーに変換できず肥満になったり、エネルギーが足りない状態に陥り疲労蓄積や筋肉の低下、肌の老化、記憶力低下等の様々な健康被害を引き起こしてしまいます。
若い時に比べて同じ量を食べても太る、運動しても見た目の成果が出ない、疲れが取れにくい。このような症状は、ミトコンドリアの数の減少や活性が低下しているサインです。
活性酸素が多く発生して負のスパイラルに
さらに、活性が低下したミトコンドリアは通常の元気なミトコンドリアよりも活性酸素を多く発生するため、この活性酸素が細胞やミトコンドリア自身を傷つけて老化をエスカレートさせてしまうという負のスパイラルに陥ってしまいます。
老化加速で生活に影響
このようにミトコンドリアの減少や活性低下は、全身の細胞が必要とするエネルギーを産生できなくなること、かつ活性酸素を増加させることで様々な不調を引き起こし、老化を加速させ、私たちのQOL(生活の質)にも影響すると考えられています(図 2)。
■あらゆる細胞でのミトコンドリア機能低下の悪影響(図2)
栄養書庫発行 : 『栄養書庫フォーカス-4 奇跡の成分オレアビータ®』より