
紫外線(UV)は肌の大敵
紫外線は皮膚にとって外的な脅威のひとつで、長時間の肌の露出は酸化ストレスやDNA損傷、さらには皮膚がんのリスクを高めます。NMNはこれらの有害な影響を軽減するために不可欠な成分として注目されています。
DHC研究所の発表
DHC研究所は、紫外線によるダメージがNAD+合成酵素とNAD+消費酵素を活性化し、そのバランスが人間の皮膚細胞の生存または機能不全を決定するという研究結果を光化学・光生物学ジャーナルに発表しました。
NMNはNAD+に変換
NMNは、体内でNAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)に変換されます。NAD+は細胞の修復機能をサポートし、エネルギー代謝や老化防止に貢献します。紫外線によるダメージを受けた肌細胞では、NAD+が修復のために迅速に消費されるため、その貯蔵量を維持することが肌の健康にとって極めて重要です。
紫外線(UV)による酸化ストレスの有害な影響をNMNが軽減
研究者たちは、NMNを用いた補給が肌細胞を紫外線のストレスから保護するメカニズムを調査。その結果、NMNの効果的な供給はNAD+レベルを保ち、細胞内での酸化ストレスを軽減することが明らかになりました。これにより、細胞の生存率が向上し、UVダメージに対抗する肌の防御力が強化されます。
肌細胞の健康を維持
以上のように、NMNは肌細胞の健康を維持し、紫外線ダメージを軽減するための有望な成分として位置づけられています。さらなる研究により、その有効性と安全性が高まれば、より多くの美容製品や健康補助食品に応用されることが予想されます。(当研究はNMNによるものです)
■ 紫外線によりNAD+が60%減少


紫外線を浴びた後、PARP(DNA損傷の修復を促すたんぱく質の一種)の活性化が急激に増加し、NAD+レベルが約60%減少します。
これは紫外線によるNAD+の減少が、主にPARPの活性化によって引き起こされることを示しています。
この試験結果は、紫外線によるダメージを軽減のための新しいアプローチを示唆しています。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-37 浸透型NMN誘導体の美容力』より

