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カロテノイドレベルを意識する重要性

サラダ

カロテノイドの働き

カロテノイドは人間の体内で重要な役割を果たしており、不足は健康へ影響を及ぼします。例えばカロテノイドは抗酸化作用を持ち、活性酸素の発生を抑制します。カロテノイド不足により活性酸素の抑制が妨げられると、細胞の酸化ストレスは増加し、さまざまな病気のリスクが高まる可能性があります。

細胞を保護する役割

また、カロテノイドは紫外線や外部からの刺激から細胞を保護する役割を果たし、皮膚の健康や免疫システムの正常な機能をサポートします。不足によって皮膚や粘膜の健康が損なわれると、感染症や炎症のリスクが高まります。
さらに、がんの中には生活習慣や感染が原因とされるものがあり、カロテノイドはその原因を抑え、がんの発生リスクを低減するといわれています。

オレンジの野菜

野菜、果実の消費量は減少傾向

しかし、日本人の食生活では主食である白米やパンなどはカロテノイドをほとんど含んでおらず、野菜や果物の摂取量も不十分です。私たちが不足しがちなカロテノイドを補うには、積極的にニンジン、トマト、ほうれん草、カボチャなどの緑黄色野菜や果物を摂取することが有効です。にもかかわらず、日本人の野菜、果実の消費量は減少傾向にあるのです。

野菜摂取量の目標値は1日350g

このような事態を受け、厚生労働省が提唱する「健康日本21」により、2025年度までに1日当たりの野菜摂取量の平均値を350g、果物摂取量200g以上とすることが目標として設定されました。2019年時点では、1人1日当たりの野菜類摂取量の平均値は281g、果物摂取量100g未満の者の割合は63.3%となっています。

この目標達成のためにも、まずは日常生活でカロテノイド摂取の重要性と自らのカロテノイドレベルを意識することが重要です。

野菜摂取量の推移
出典:厚生労働省

年齢調整した野菜摂取量の平均値は269.2gで、男性278.4g、女性261.2gです。この10年間においては、いずれも有意な増減は見られませんでした。年齢階級別では、男女ともに20~40歳代での摂取量が少なく、60歳以上では多い傾向があります。また、「健康日本21(第二次)」で推奨する野菜摂取量は、1日あたり350gとなっています。

野菜摂取量の平均値
出典:厚生労働省

栄養書庫発行 : 『ヘルステックガイドシリーズ-0 カロテノイドチェッカー』より

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