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アスタキサンチンの特徴

アスタキサンチンイメージ

ディフェンス要素を含む豊かな機能性

海洋の食物連鎖を中心に生み出される天然の赤い恵みアスタキサンチンは、これまでの数々の研究によって疾病予防や抗疲労、抗光老化といったディフェンスの要素を多分に含んだ機能性を有していることが明らかになっています。
なかでも注目されているのが、アスタキサンチンの持つ強力な抗酸化作用です。一般にカロテノイドは抗酸化作用を持っており、ヒトの健康促進に有用な機能性食品としても広く用いられていますが、アスタキサンチンはカロテノイドのなかでもとりわけ強い抗酸化能を持ち、同時にアスタキサンチン自体は酸化されにくいという特性があるのです。
その強い抗酸化能の理由として、アスタキサンチンが細胞膜を貫通した状態で細胞内に存在することから、水溶性の細胞膜表面と脂溶性の細胞膜内の活性酸素を効率よく捉えることができるためと考えられています。

アスタキサンチンの大きなポイント

また、アスタキサンチン自体が酸化されにくいということも、抗酸化物質としての大きなポイントです。ときに抗酸化物質と呼ばれるものには二面性があり、生体内では抗酸化物質として作用している物質が、食品などでは逆に酸化を促進してしまうことが知られています。ビタミンCに代表されるこのような物質プロオキシダントと呼ばれますが、アスタキサンチンは抗酸化作用時の励起状態から基底状態に戻る時間が短く、活性酸素を発生するプロオキシダントになりにくい性質を持っているのです。

カロテノイドの魅力

カロテノイドとは赤、橙、黄色などを示す天然色素の一群で、微生物、動物、植物などからこれまで800種類以上のカロテノイドが発見されています。トマトやニンジン、パプリカや緑黄色野菜、フラミンゴやロブスターの示す色はカロテノイド色素による着色です。
自然界におけるカロテノイドの生理作用は多岐にわたり、特に光合成における補助集光作用、光保護作用や抗酸化作用等に重要な役割を果たすといわれていますが、実は海洋のみならず強い紫外線にさらされる環境にある植物や藻類のなかにもアスタキサンチンを蓄積するものが存在するのです。

8つのカロテノイド

極限状態に生息する生物にはアスタキサンチンが含まれる

その一つが、高山に咲くキンポウゲ科フクジュソウ属の「アドニス」。日本のフクジュソウは黄色ですが、ヨーロッパ原産のアドニスは赤い色をしており、キンポウゲ科植物ながら花弁があります。そしてもう一つが、世界中の雪渓や氷河に生息する「雪渓緑藻(雪氷藻類)」です。これは極寒かつ紫外線の強い環境下、雪や氷の表面に繁殖する特別な藻類で、雪の表面を赤くすることから〈赤雪〉とも呼ばれています。

雪渓緑藻
赤い雪のように見える雪渓緑藻

栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-23 アスタキサンチンの美容・健康力』より

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