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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

LPSとマクロファージ

赤ちゃん2

ヒアルロン酸を補うには

皮膚のハリやツヤ、若々しさを保つヒアルロン酸は、人間の体の中で作られるものですが、加齢に伴って減少していきます。ヒアルロン酸を補うため、化粧品やサプリメントなどが用いられますが、高分子のヒアルロン酸はほとんど皮膚からは吸収されず、胃や腸では分解されてしまうため、十分な効果は期待できないといわれています。

マクロファージが刺激を受けるとヒアルロン酸促進

皮膚のマクロファージ(ランゲルハンス細胞、樹状細胞、組織球など)は、LPSにより活性化されたケラチノサイト(角化細胞)からの刺激を受けると、繊維芽細胞の増殖を促進する因子を分泌し、ヒアルロン酸の合成を促進することが期待できます。

マクロファージ・ランゲルハンス細胞

マクロファージ活性で皮膚の再生促進も

この働きは、美容分野もさることながら、火傷など皮膚のケガの治療にも役立てることができます。皮膚のマクロファージの活性化で、皮膚の傷を修復したり、新しい細胞が生まれるのを促進する働きが期待できるためです。中国の病院で行われた実験では、両手の甲を火傷した患者に対して、左手にはLPSを配合したクリームを、右手にはプラセボ※を塗って治癒の経過を観察しました。すると、LPSを配合したクリームを塗った左手は、右手に比べて傷の治りが優位に早く、皮膚の再生が促進されていることがわかったそうです。

ターンオーバー促進

美容と医療の両面から注目を集める成分

美肌作りを助け、皮膚のケガも素早く修復するLPSは、美容と医療の両面から注目を集める成分といえそうです。

※ プラセボ 有効成分を含まない薬。偽薬。薬を使ったと思うだけで心理的作用が働き、効果を表すこともある。これをプラセボ効果という。

栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-3 LPSの秘密』より

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