よくわかる健康サイエンス-6 名医が教える妊娠力の高め方
■栄養書庫編集部/著
■中川浩次院長(杉山産婦人科)、美馬博史院長(美馬レディースクリニック)/インタビュー
■A5変形 オールカラー44ページ
■価格 1,100円(税込)
■発行日 2023年6月24日
■よくわかる健康サイエンスシリーズ
授かり上手になるために
出産を遅らせる傾向やライフスタイルの変化などにより、不妊症の増加傾向が見られます。具体的には、女性の初婚年齢の上昇により、妊娠しにくい年齢層が増加していることや、過度なダイエットやストレス、喫煙、アルコール過剰性摂取などが不妊に関するリスクファクターとなっていることが挙げられます。また、男性の不妊も増加しており、電子機器の使用などによる電磁波の影響や、生活習慣の悪化が原因のひとつとされています。
そのため、いま日本では不妊治療を必要とするカップルや個人が増加しており、少子化問題の一因として注目されています。2019年には、体外受精により生まれた子の数が過去最多の6万598人となり、その割合は14人に1人となっています。この数字を受けて、日本政府は2022年4月に不妊治療の保険適用を拡大するなど、少子化対策の一環として様々な取り組みを行っています。
当書は妊活に励む多くのカップルのために、不妊治療の最前線で活躍しているドクターよりいただいた様々なアドバイスを1冊にまとめました。今すぐ始められる生活習慣の改善から、新たな研究論文に基づく最先端情報まで。すべての笑顔のために、新たな命を授かるための一助となれば幸いです。