
野菜の価値は、それだけではない
野菜を食べる意味を、私たちは少し小さく考えていたのかもしれません。ビタミン、ミネラル、食物繊維。もちろん、それらは大切です。けれども野菜の本当のすごさは、そこだけではありません。
動けない植物が身につけた「守る力」
植物は、動物のように逃げることができません。強い紫外線を浴びても、虫に狙われても、菌やカビにさらされても、その場所で生き抜くしかありません。だから植物は、自分の命を守るために、色、香り、辛味、苦味、渋味の中に、さまざまな防衛成分をつくってきました。その代表が、ファイトケミカルです。
野菜の色や香りには理由がある
にんじんやトマトの赤や橙は、カロテノイド。玉ねぎやベリーの色、緑茶の渋味には、ポリフェノール。ブロッコリーやキャベツなどの十字花科野菜には、グルコシノレート系成分。玉ねぎ、にんにく、ネギ類のツンとくる香りには、有機硫黄化合物。柑橘やハーブの香りには、テルペノイド。さらに、ファイトケミカルとは別に、野菜全般に含まれる食物繊維などの発酵性成分も、腸内細菌との関わりで注目されています。
ひとつの成分ではなく、野菜をまるごと見る
つまり野菜は、ただの栄養の箱ではありません。植物が過酷な環境で生き抜くなかでつくり出してきた、多成分の集合体なのです。
髙橋先生が野菜スープに見出した価値も、ここにあります。ひとつの成分だけを取り出すのではなく、植物の力をできるだけ広く受け取ること。
健康のためだけではない。生きるため、命のために。その発想が、髙橋式野菜スープの原点なのです。
野菜の色・香り・味に含まれる多彩な成分
髙橋式野菜スープの価値は、ビタミンやミネラルだけではありません。植物が自らを守るためにつくり出す多彩な成分にも目を向けています。こうした植物由来の成分は、さまざまな観点から研究が進められています。

カロテノイド|β-カロテン・リコピン・ルテイン|にんじん・トマト・かぼちゃなど

ポリフェノール|フラボノイド・アントシアニン・カテキン|玉ねぎ・ベリー・緑茶など

グルコシノレート系|グルコラファニンなど|ブロッコリー・キャベツなど

有機硫黄化合物|アリシンなど|玉ねぎ・にんにくなど

テルペノイド|リモネンなど|柑橘・ハーブ類

食物繊維・発酵性成分※|ペクチン・イヌリンなど|野菜・根菜・豆類など
※ファイトケミカルとは別
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-38 野菜スープの超健康力』より















