薄毛になる背景
薄毛とは頭髪の量が減って地肌が見えてしまう状態のことで、日本人男性の3人に1人は薄毛を気にしているといわれています。
髪の毛の本数は変わらないまま毛が細くなる場合と、毛が抜け落ち本数そのものが減ってしまう場合があり、背景にはホルモンの影響や遺伝的要素、食生活、ストレスなどが考えられています。
男性の薄毛と女性の薄毛
男性の薄毛の多くは壮年性脱毛(男性型脱毛)と呼ばれ思春期以降に多く見られますが、女性の場合、個人差はあるものの加齢とともに30代頃から頭頂部を中心に本数が少なくなり、40代に入ると毛が細くハリやコシがなくなる傾向があります。
アスタキサンチンの養毛効果
そこで、ヤマハ発動機株式会社ライフサイエンス部が行った試験によると、ヘアサイクルが休止期に入った7週齢の雄マウスを使用し、0.5%アスタキサンチン塗布群、1%ミノキシジル塗布(陽性コントロール)群、溶媒塗布(陰性コントロール)群の3群に分けてマウスの背部体毛の養毛状態を観察したところ、アスタキサンチン塗布群は陰性コントロール群と比較して養毛効果が認められることが明らかになりました。
養毛の進行速度はスピーディ!
初期の発毛スピードは陽性コントロール群よりも遅いものの、毛が生え始めてからの養毛の進行速度は速く、これはアスタキサンチンの特異な効果と考えられています。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-23 アスタキサンチンの美容・健康力』より