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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

妊娠力を高めて授かり上手になるために

中川浩次博士

杉山産婦人科院長
中川 浩次 医学博士

夫婦の2.6組に1組が不妊を心配

日本で不妊を心配したことのあるカップルは39.2%で、夫婦全体のおよそ2.6組に1組に相当します。また、不妊の検査や治療を受けた経験のある方(あるいは現在受けている方)は22.7%で、夫婦全体の約4.4組に1組です。
それほど多くのカップルが2人で努力しているのになかなか妊娠しない、何回も治療を受けているのに結果が出ないと悩まれているわけです。

不妊検査、治療の割合
生殖補助医療

生活習慣も原因

妊娠しないことには理由があります。たとえば生活習慣をとってみても、偏った栄養状態の若い女性が多いのが現状です。ビタミンDは健康維持に重要な栄養素ですが、多くは積極的に摂取できていません。さらにコンビニ食や不規則な生活習慣、夜型生活などが原因となっていることが多いようです。このような偏った食習慣や過剰な塩分、食べないダイエットなどが体調不良の原因になっています。

女性の体温低下も影響

さらに寒さによる体温低下によるリスクも見過ごすことはできません。冬場だけでなく、夏場のエアコンが効きすぎた環境や薄着、またゆっくりと湯船につかることも少なくなっています。女性の体温低下は、基礎代謝が低くなって体に熱をつくれず、妊娠に不利な影響を与えることがあります。

まずは一歩踏み出す

そのような生活習慣を改善すること。そして専門家の適切なアドバイスを受けること。医学も進歩を続けていますから、妊娠を実現するための選択肢も増えています。不安を抱えたままにせず、まずは、一歩踏み出してください。

仕切り

中川浩次(なかがわこうじ)

医学博士
日本産科婦人科学会専門医/日本生殖医学会生殖医療専門医/日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医

自治医科大学卒業。郷里の徳島で産婦人科医としてキャリアをスタートし、僻地医療を経験。2008年より『杉山産婦人科』に勤務。2018年に新たに開設された『杉山産婦人科新宿』院長に就任。

栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-6 名医が教える妊娠力の高め方』より

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