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NMNを摂取する、しないの比較

こめかみに手をそえる

NMNの摂取は老化防止効果があるのか

生後5カ月から1年間、マウスにNMNを投与したところ、『ヒトの60代に相当する17カ月齢になっても代謝が保たれ、顕著な体重増加はなく、若年齢時と同じように活発に動き、骨格筋・肝臓・脂肪において加齢に伴って起こる遺伝子の変化が抑えられるなど、抗老化効果がみられた』ことが報告されています。

NMNの特性

NMNを摂取したマウスは、摂取しなかった対照群に比べて、次のような効果が確認されました。

◦いわゆる「中年太り」がなく、活動的
⇨年齢関連の体重増加を抑制/エネルギー代謝機能の保持
◦インスリン感受性を高いレベルで維持
⇨血糖値の上昇を抑制
◦骨格筋・肝臓・脂肪の遺伝子変化が発生していない
⇨年齢関連の遺伝子発現を防止
◦老化に伴って低下する目の網膜の機能、骨密度、免疫細胞が保たれる

さらに、毒性がなく、長期投与による悪影響は見られなかったという重要な点も確認されています。

NMNの摂取は老化抑制に有効に作用

NMNは体内に入るとすぐにNADに変換され、NAD濃度の上昇によってサーチュイン遺伝子が活性化します。7種類あるサーチュイン遺伝子のうち、老化を制御する上で特に重要なのが、糖や脂肪の代謝を改善し神経細胞を守る働きがあるSIRT1です。マウスへの長期投与の結果から、NADの前駆体であるNMNの継続摂取はSIRT1の活性化を介して各器官の老化症状や加齢関連疾患の発生を遅らせる、と評価されています。

■ NMNの長期投与はマウスの年齢関連の生理的低下を緩和する

マウスのNMN投与比較
Cell Metabolism
Volume 24, Issue 6, 13 December 2016, Pages 795-806
NMNの比較
『ニコチンアミドモノヌクレオチドの長期の投与は、マウスの年齢関連の生理的低下を緩和する』より

NMN摂取によるサーチュイン遺伝子の活性化で改善が期待される老化関連疾患

超高齢化社会の現実化にともなって、健康寿命の維持は喫緊の課題として見据えられ、老化制御に関する研究はめざましい勢いで展開されています。これまでに蓄積されてきたNAD前駆体投与による多彩な効果は、ヒトにおける機能的な老化防止介入の可能性を示しています。ヒトへの臨床試験も進められており、大きな注目が集まっています。

老化関連疾患
Cell Metabo.2018 Mar 6;27 (3):529-547.より

栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-33 NMNの秘密』より

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