W発酵技術は製法特許を取得
麹菌発酵大豆抽出物は、脱脂大豆を麹菌で発酵させることで作られています。麹菌だけでなく乳酸菌も増殖された独自のW発酵技術は製法特許(日本特許第2696057号/3414145号)を取得。
この独自の製法により、麹菌発酵大豆抽出物には植物性乳酸菌や食物繊維、オリゴ糖、さらには発酵によって生まれる麹多糖やペプチドなどの多数の有効成分が含まれています。
麹菌発酵大豆抽出物の様々な研究
麹菌発酵大豆抽出物は、1990年に開発されて以降、国際的にも注目を集め、東京農工大学やマウントサイナイ医科大学(米国)、ハーバード大学医学部(米国)と、様々な共同研究が行われています。その長年の研究から、興味深い働きが明らかにされてきました。
たとえば麹菌発酵大豆抽出物の中には、植物性乳酸菌もあります。植物性乳酸菌は、発酵とともに増殖していきます。この増殖のときに、ほかの菌の増殖を抑制するのです
ブドウ球菌にも負けない病原菌の増殖抑制作用
麹菌発酵大豆抽出物の抽出液を与えてみると、与えていないものと比べて、24時間における黄色ブドウ球菌の増殖率が2万分の1と大幅に増殖抑制したことが試験によって分かりました。
このように、麹多糖を含む麹菌発酵大豆抽出物には、病原菌の増殖を抑える作用も備わっています。病原菌を抑制することは健康な生活のために重要です。今後、この方面での活用にも期待が集まっています。
■麹菌発酵大豆抽出物の病原菌増殖抑制効果
麹菌発酵大豆抽出物の抽出液(1:2)を与えると、24時間の黄色ブドウ球菌の増殖率を対照群の2万分の1に抑えられた
■黄色ブドウ球菌の増殖抑制効果
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-19 麹多糖の秘密』より