生活の質を低下させる関節痛
ひじ、ひざ、手首、指……中高年を悩ます関節痛。その痛みは、日常生活の質を低下させるだけにやっかいです。関節痛は加齢による軟骨細胞の減少や軟骨自体の変性、滑膜の炎症などによって引き起こされます。
軟骨の結合組織
軟骨の結合組織には、コラーゲン、プロテオグリカンなどが高密度でネットワークを形成しています。保水力が極めて高いプロテオグリカンは、網状に張り巡らされたコラーゲンの間を縫うように存在し、関節軟骨特有の機能である弾性や衝撃吸収といったクッションの役割を果たす大切な成分とされています。
■プロテオグリカン摂取前後のひざ痛み度の変化
ひざ痛み度とは、過去に経験した最も激しいひざの痛みを100、痛みのない状態を0として、現在のひざの痛みを主観的に示すインデックス。 上記数値は被験者全員の平均値。
関節痛とプロテオグリカン
ひざ関節痛を抱える40~70代の男女(316名)を被験者としてプロテオグリカンを30日間摂取する臨床試験を実施。その結果、86%の被験者から痛みが軽減したという回答が得られました。プロテオグリカンは、加齢による軟骨の減少や変性によって生じる関節痛を緩和するすぐれた効果があることがわかりました。
■プロテオグリカン摂取によるひざの痛み緩和
軟骨の代謝自体を促進する
研究が進み、軟骨組織の再生に深く関与していることもわかってきました。軟骨基質を補給して関節痛の改善を目指すヒアルロン酸やコラーゲン含有製品に対して、軟骨の代謝自体を促進するプロテオグリカンはそれらと一線を画すもの。根本的な関節改善効果が期待できるといえるでしょう。
■プロテオグリカンの軟骨前駆細胞増殖促進作用(無添加を100として相対比較)
バーが長いほど細胞増殖促進作用があります。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-4 プロテオグリカンの秘密 Ver.2』より