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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

赤色成分と血管機能

元気な血管

LDLコレステロールが酸化されると

高血圧や脂質異常症などの生活習慣病は、脳や心臓の血管障害の要因になるともいわれています。動脈硬化を引き起こすのは血中脂質の異常ですが、本来ヒトの体にとって必要なLDLコレステロールが活性酸素によって酸化されると、血管壁に蓄積され、血管を細く硬く老化させてしまうのです。

酸化を防ぐアスタキサンチン

しかし強い抗酸化作用を持つアスタキサンチンは、このLDL コレステロールの酸化を防ぎ、さらにLDLコレステロールを回収するHDLコレステロールを増やす働きもあるといわれています。

赤の成分

血液中の脂質異常を防ぎ、血管の老化を抑制

22~65歳のメタボリックシンドロームの予備軍17名にアスタキサンチンを3か月摂取してもらった研究では、血管の傷を修復し、糖尿病や動脈硬化の予防に役立つ「アディポネクチン」というホルモンの分泌が増加したことも報告されています。
このようにアスタキサンチンはいくつもの効果で血液中の脂質異常を防ぎ、血管の老化を抑制してくれるのです。

血液流動性の改善作用

また別の研究では、酸化ストレス負荷の強い閉経後女性を対象にアスタキサンチン6mg 含有ソフトカプセルを1 日2カプセル、8 週間連続摂取させたところ、目の疲れや肩こり、冷え性などが改善され、アスタキサンチンによる血液流動性の改善作用が報告されています。

■抗加齢QOL 共通問診における症状スコア

抗加齢QOL 共通問診における症状スコア
出典:米井嘉一, 八木雅之「酸化ストレス負荷高度の閉経後女性に対するアスタキサンチンの効果」,『アスタキサンチンの機能と応用』シーエムシー出版,174-181(2012)

酸化ストレス負荷の強い閉経後女性を対象に、アスタキサンチン6mg含有ソフトカプセルを1日2カプセル(朝1カプセル、夕1カプセル)を8週間連続摂取させ、試験開始前と8週間後に抗加齢QOL共通問診表を用いて調査。

■血圧および血管機能

血圧および血管機能
出典:米井嘉一,八木雅之「酸化ストレス負荷高度の閉経後女性に対するアスタキサンチンの効果」,『アスタキサンチンの機能と応用』シーエムシー出版,174-181(2012)

上記実験の被験者(閉経後女性)の血管年齢を算出した。その結果、収縮期血圧(-4.6%,p=0.021)、拡張期血圧(-6.9% ,p< 0.001)が有意に低下した。CAVI は血管固有の硬さ・緊張度を示し、ABI は下肢動脈の狭窄・閉塞を評価した。

栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-23 アスタキサンチンの美容・健康力』より

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