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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

見た目だけではわからない隠れ低栄養状態と脱水状態

水

隠れ低栄養

フレイルの状態からサルコペニアやロコモ、さらには寝たきりの状態へ。この「負の連鎖」の原因のひとつに低栄養状態があります。
また、見た目だけではわからない「隠れ低栄養」の人も増えています。ふくよかな体型の人は「栄養状態が良い」と思いがちですが、実は太っていても低栄養の人はいます。いくら見た目の体格が良くても、脂質や糖質ばかり摂ってタンパク質などの栄養が不足していれば低栄養の状態となります。

体に必要な栄養をバランス良く摂ることが大切

脂肪が多くても、筋肉が少なく骨もスカスカな状態では、元気に動くことはできません。脂質は摂り過ぎず、タンパク質は不足しないように、体に必要な栄養をバランス良く摂ることが大切です。
高齢者でかくれ低栄養の人は、次第に食べる力が落ち、最終的には栄養状態をさらに悪化させてフレイルになってしまうことも懸念されます。かくれ低栄養の人も、低栄養の人と同様の健康リスクを負っていると考えられますので、積極的な食の改善が必要です。

低栄養状態で脱水状態に

また低栄養状態に加えて、注意が必要なのが脱水状態です。高齢になり食事量が減ると食事から摂れる水分の量も減ってしまいます。さらに体内の「水分の貯金」が減ってしまうため、摂取する水分が不足したり、発熱や下痢などにより水分が失われたりする影響を受けやすくなります。
高齢者では低栄養と脱水が同時に進みやすく、脱水への対策も必要です。どちらの症状も知っておきましょう。尿や便の状態をチェックすることも大切です。

■高齢化による水分量の低下

高齢になると身体の水分も組織も減る

水分量の比較
参考:Goldman,1970

■低栄養と脱水の症状

低栄養でみられる症状

栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-2 フレイルってなに?』より

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