
免疫細胞の約7 割が集まる腸内環境
自然治癒力を高めるためにもっとも大切なのは「免疫の力」です。そして、免疫の働きを支えている主役が「マクロファージ」と「腸内環境」です。マクロファージは、身体に侵入したばい菌や異物を食べて片付ける“お掃除屋さん”。腸内環境は免疫細胞の約7 割が集まる“免疫の基地”と呼ばれています。また、体温は免疫力を測る一つの指標ともなります(図2)。
自然治癒力とは
ようするに自然治癒力とは、免疫のネットワークが全身で協力して身体を守る仕組みのこと。マクロファージと腸の働きを整えることが、自然治癒力を発揮する第一歩なのです。
■ 体温が下がると免疫力が低下する(図2)
血液は細胞に栄養と酸素を送り、代わりに老廃物を持ち帰る働きをしています。その血液の中に存在する白血球が体内をパトロールしています。体温が下がると免疫力が下がるのは、血流が悪くなり白血球の働きが鈍るためです。たとえば、インフルエンザなどの発熱性の感染後に、がんが自然に退縮した例が報告されています。体温を上げる発熱反応は、自然治癒力がしっかり働いていることを示す代表的なサインの一つです。

栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-14 自然治癒力と腸』より















