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腸内フローラをもっと知る:乳酸菌生産物質の基礎

腸内環境

※過去の記事を再編集しています

乳酸菌生産物質とは

環境が整った腸内フローラでは乳酸菌(善玉菌)が発酵・増殖を行い、私たちの体を元気にしてくれるさまざまな物質を作り出しています。これが乳酸菌生産物質です。乳酸菌生産物質にはペプチド、ビタミン、短鎖脂肪酸をはじめとするさまざまな物質があり、生体調節や免疫、病気の予防、老化の制御など多くの作用があることから、私たちの健康には必要不可欠な物質と考えられています。

腸活で必要なこと

最近、よく耳にする「腸活」は、善玉菌・悪玉菌・日和見菌のバランスをいい状態に保って善玉菌の働きを高めることにあります。そのためには「生きた乳酸菌が含まれる食べ物を食べること」と「乳酸菌のエサとなる食べ物を食べること」の両方が必須です。

乳酸菌生産物質イメージ

現代は、さまざまな要因で善玉菌の数が減少

これまでの腸活はプロバイオティクス(善玉菌)とプレバイオティクス(善玉菌のエサ)を摂り入れることで、腸内で乳酸菌生産物質が自然に作られるのを待つ、というスタイルが一般的でした。しかし食生活の変化やストレス、加齢などの要因により、私たちの腸内の善玉菌は数が少なくなる傾向にあります。

バイオジェニックスを上手に取り込む

そこで注目されているのが、体外で乳酸菌を発酵させて作った乳酸菌生産物質、いわゆるバイオジェニックスです。バイオジェニックスは胃酸などにも強く、腸にしっかりと届いて、腸内フローラでの発酵を介さずに、体に直接摂り込むことができ、腸内フローラのバランス改善もサポートします。
バイオジェニックスを上手に摂り込んで、腸内フローラを健康に保つことで、病気の予防やはつらつとした毎日が過ごせる健康な身体を保つ可能性が期待されています。

■ 乳酸菌が作り出す物質「バイオジェニックス」

乳酸菌から作り出される物質にはさまざまなものがあります。それらが私たちの体調や健康を維持することに貢献しています。

バイオジェニックス

■ プロバイオティクス・プレバイオティクス・バイオジェニックスとは

●プロバイオティクス(ヨーグルトなどの乳製品)
腸内フローラのバランス改善に働く乳酸菌やビフィズス菌のこと。生きたまま腸に到達することが大切。
●プレバイオティクス(食物繊維など)
腸内の善玉菌のエサになる食物繊維やオリゴ糖など。腸内細菌の有益な栄養源になる。
●バイオジェニックス(乳酸菌生産物質)
腸内フローラを介さず、直接腸から吸収されて体内で作用する。腸内フローラのバランス改善へも働きかける。

現代人の多くは善玉菌のエサになるプレバイオティクスが不足しています。特に20歳以上の女性の食物繊維の摂取量は、不溶性11.5g水溶性3.6g/日※といわれ、摂取すべき目安18gに足りていないのが現状です。

※厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要」より

栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-30 乳酸菌生産物質の秘密』より

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