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太りやすさは腸内細菌で移るのか?

顕微鏡で観察中

マイクロバイオームが注目された実験

世界の注目をマイクロバイオームに集めた、一つの実験があります。
2013年、世界的に権威ある学術誌Science誌に掲載された論文が、センセーショナルな話題を巻き起こしました。

肥満とやせの腸内細菌をそれぞれ移植すると

米国ワシントン大学のジェフリー・I・ゴードン教授らの研究によれば、肥満とやせの双生児から採った腸内細菌を無菌マウスに移植する実験により、肥満側の菌を受け取ったマウスが太りやすい傾向を、やせ側の菌では太りにくい傾向を示したというのです(2026/2/26掲載「同じだけ食べているのに太りやすい?それって腸内細菌のクセの違いかも」参照)。
さらに同居させると、やせ側の菌が優勢に“移住”して肥満の表現型を巻き戻すというドラマまで観察されています。

体系の違う双子

腸内細菌叢を正しく整える

この研究発表を境に、マイクロバイオームは「生活の結果として変化するもの」から「ときに原因にもなり得るもの」へと見方が変わり、ヒトの健康が腸内細菌叢を正しく整えることにより実現する、そのメカニズムを解き明かすステージへと向かいます。

栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-15 そうだったのか!マイクロバイオーム』より

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