真皮と表皮の両方にアプローチ
ヒト幹細胞培養液は、肌の真皮と表皮の両方にアプローチしてしわの改善と予防に効果を発揮します。
線維芽細胞を活性化
まず真皮に到達して『美肌の工場』ともいえる線維芽細胞を活性化し、コラーゲンやヒアルロン酸などの美肌成分を生み出します。コラーゲンは束状になったタンパク質の繊維ですから、太くて強いほど肌にハリが出ます。
ヒアルロン酸は自分の中に水をため込めるゼリー状の保湿成分なので、多いほど弾力と厚みが出ます。また肌が乾燥したときには、ヒアルロン酸がためた水分を使ってうるおいを回復できるようになっています。
このように、ヒト幹細胞培養液によって線維芽細胞が活性化すると、肌はうるおいモチモチ状態になります。
真皮をふっくらさせて表皮のバリア機能を高める
一方、肌の土台である真皮の状態がよくなると、表皮の新陳代謝も活発になります。表皮の基底層にも幹細胞はあるので、ヒト幹細胞培養液を与えると細胞分裂はいっそう活性化します。
表皮の角化細胞(ケラチノサイト)はレンガのように積み重なり、そのすき間には、セラミドや天然保湿成分(NMF)などの細胞間脂質がセメントのように埋められ、水分が蒸発したり細菌が侵入したりしないように守っています。そして私たちの肌は、水と油がしっかりと結びついたラメラ(層状)構造になって、肌の表面のバリア機能を発揮しています。さらに一番上には、汗と皮脂が混じりあってできた皮脂膜がバリア機能を強化しています。
加齢とともにヒト幹細胞培養液の力が必要に
加齢とともに肌の水分量やセラミドなどは減ってくるだけに、ヒト幹細胞培養液の力によって肌の細胞を元気にし、バリア機能を高めてうるおいを保つことは、確実にしわの改善と予防につながります。
■線維芽細胞増殖による抗しわ効果
ヒト幹細胞培養液による線維芽細胞の増殖効果を確認。濃度依存的に線維芽細胞を増加させ、抗しわ効果があることが確認されました
■幹細胞増殖による抗しわ効果
ヒト幹細胞培養液によるヒト幹細胞の増殖効果を確認。濃度依存的に幹細胞を増加させ、抗しわ効果があることが確認されました。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-25 ヒト幹細胞培養液の美容力』より