Nutrient Library-35 プロテオグリカン非変性Ⅱ型コラーゲン複合体の秘密
■栄養書庫編集部/著
■芝 紀代子 医学博士 文京学院大学名誉教授/インタビュー
■A5変形 オールカラー32ページ
■価格 550円(税込)
■発行日 2023年6月2日
■栄養書庫ブックレットシリーズ
体全体に存在するプロテオグリカンコラーゲン複合体
プロテオグリカンの存在が知られるようになったのは1970年代初頭のこと。そして以降、研究によりその重要性が明らかになるとともに、様々な抽出技術が検討されるようになりました。
プロテオグリカンの抽出技術の確立と量産化が、この重要成分の応用には不可欠だったからです。かつて試験用に販売されていたプロテオグリカンの価格は1gあたり3,000万円以上、とてつもなく高額なしろものでした。これでは、実用化はおろか、研究対象としてもなかなか手が届きません。
原材料として注目されたのが鮭の鼻軟骨です。ここから、いかに生体に近い、完全な形でプロテオグリカンを取り出すことができるか?『酸抽出』、『アルカリ抽出』、様々な研究機関で多くの抽出技術が開発されました。そして、いま注目を集めているのが『水抽出』という技術と、そこから得られる「プロテオグリカン非変性Ⅱ型コラーゲン複合体」です。
より生体に近い、ありのままのプロテオグリカンの抽出、そのひとつの結論。この事実を証明したのは、最先端の医学技術に基づき撮影された、1枚の顕微鏡写真でした。当書では、プロテオグリカン非変性Ⅱ型コラーゲンの最新の研究成果を明らかにしていきます。