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「歳のせいかな?」と思うことが増えたら自己チェック

頭のパズル

軽度認知障害

軽度認知障害(MCI)では、認知症と同様の認知機能低下による症状があらわれます。代表的な記憶障害をはじめ、注意力や集中力の低下、物事を計画立てて順にこなすのが困難になる実行機能障害などが多く見られるようです。

■こんな変化は軽度認知障害かも

・同じことを何度も話したり尋ねたりすることが増えた 
・知人の名前や暗証番号などこれまで忘れる可能性が低かったものを忘れている 
・物の置き忘れが増え、よく捜し物をする
・料理や買い物、車の運転などがもたつくようになった
・お金の管理やスケジュール管理ができなくなった
・ニュースなど周りの出来事に関心がなくなった
・趣味から遠ざかるようになった
・普段と違う行動を嫌がるようになった
・怒りっぽく、疑い深くなった

認知症対策は早期発見が鍵

また、うつ病でも見られる気力の低下が目立つ場合もあります。いずれも軽微なもので、気付いたとしても、本人も周囲もそれほど重要視することなく過ごしてしまうことが多いようです。認知症リスクをできるだけ早期に見つけるためには、たとえば「物忘れが増えた」と感じたとき、「歳のせい」だけで片づけず、軽度認知障害の可能性も意識してみることが重要です。

もの忘れの種類

自己チェックで不安があれば

自宅で手軽に認知機能をチェックできる検査やツールもあり、それらを利用するのは認知症への理解を深めるためにも意義があります。ただ、進行が緩やかなこと、症状を老化によるものと勘違いしやすいことから、自分の認識と実際の進行具合に差異が生じやすく、自己チェックだけでの判断は困難です。自己チェックで少しでも不安があれば、医療機関での受診をためらわないことが大切です。

より確実な早期発見の可能性を高めるために、半年から1年に一度を目安とした定期的な検査が推奨されています。

認知機能障害の診断基準

●認知症ではない(認知機能は正常とは言えないが認知症の診断基準も満たさない)
●自覚がある(物忘れなどを気にしている)
●客観的に認知機能の低下が認められる(家族などからの報告)
●基本的な日常の生活機能は自立( 複雑な行動に支障があったとしても最小)

健康寿命の危険信号

栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-02 フレイルってなに?』より

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