
糖尿病とは
糖尿病は、ブドウ糖のコントロールをしているインスリンというホルモンが不足したり、十分に作用することができずに、血液中のブドウ糖濃度が高くなる、すなわち血糖値の高い状態が慢性的に続く病気です。
糖尿病で最も怖いのは
症状として一般的に知られているのが、尿に糖が出る、頻尿になる、視力障害が起こる、体重が急激に減少するなどですが、糖尿病で最も怖いのは、全身のさまざまな臓器に悪影響を及ぼす合併症にあります。そして、糖尿病の三大合併症と呼ばれているのが神経障害、網膜症、腎症です。なかでも、腎症が進行し、末期腎不全になると、生命の維持に透析療法が欠かせなくなってしまいます。
合併症を予防する作用
糖尿病モデルマウスに「6-MSITC」を4週間摂取させたところ、腎機能障害の指標として用いられている尿中アルブミン量、クレアチニンクリアランスなどに、有意な低下が認められました。そのことから、「6-MSITC」には、糖尿病の合併症を予防する作用があることが明らかにされています。
■ わさび摂取が糖尿病モデルマウスの尿組成に与える影響
糖尿病モデルマウスに 6 -メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート(6-MSITC)含有食を4週間摂取させたところ、腎機能障害の指標として用いられている尿中アルブミン量、クレアチニンクリアランスなどに、有意な低下が認められた。



値はすべて平均値±標準偏差した。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-9 わさびの健康・美容力』より

