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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

生活の基盤を支える骨

骨密度

骨の働き

骨は身体を支え運動を可能にするシステムであるとともに、細胞の生命維持に必須なカルシウムなどのミネラルの貯蔵や補給をしています。
また、免疫力の維持に関わる重要な働きも備えています。

骨は常に新陳代謝を繰り返している骨は皮膚などと同じように新陳代謝を繰り返しており、古くなった骨が破壊され(骨吸収)新たな骨が形成(骨形成)されることで、丈夫さやしなやかさが維持されています。骨のリモデリング(骨改変)ともいいます。

骨量のピーク

骨量のピークは20歳前後男女とも18~20歳のころには、骨量がピークに達します。一生のうちで最も多い骨量をピークボーンマス(PBM)といい、40歳ぐらいまでは最大骨量が維持されます。その後は、年齢とともに骨吸収速度が骨形成速度を上まわるようになり、不可避的に骨量が減少しはじめます。

骨量の変化

女性の骨量減少リスク

とりわけ女性の骨量減少リスクは高い加齢によって新陳代謝が低下してPBMを維持できなくなると、骨量は減少傾向に転じます。女性は閉経期を迎えることで骨量が急激に減りはじめます。骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ作用や、骨形成を促して骨を強くする作用がある女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が低下するためです。閉経後10年で、骨量が15~20%も減少すると言われています。
骨粗しょう症の有病率は、女性が男性の約3倍となっています。

■丈夫な骨を維持するためには

まず重要なのは、成長期にPBMを獲得しておくこと。確実に、将来の骨粗しょう症リスクを下げることにつながります。獲得した骨量を維持するためには、充分な運動と適切な栄養摂取が必要です。中年期以降の骨量減少についても、その割合をいかに少なくできるかは、継続的な健康管理にかかっています。

■骨量の向上はどの年代でも可能

骨のリモデリングは年齢に関係なく一生繰り返されます。周期は若年層で2~3年、高齢者で約5年とされます。意識的なケアを行えば、どの年代においても骨量を向上させることは可能です。

プルーンイメージ

栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-27 カリフォルニアプルーンの秘密』より

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