
LPSが体内に入り、マクロファージが情報伝達物質を放出すると
この結果、体内の防御システムが効率よく調整され、本来備わっている回復機能が発揮されやすい状態になります。経口および経皮(経粘膜)から取り入れられた LPSは、過剰な炎症反応を起こしにくい特性を持つことが特徴であり、炎症性のM1マクロファージと抗炎症性のM2マクロファージのバランス調整に寄与しています(図2)。
■LPSがマクロファージのバランスを整える(図2)
LPSは、マクロファージが“掃除と修復”のモードに切り替わるきっかけにもなります。
炎症をおさえ、傷んだ細胞の再生を助ける成長因子を放出することで、身体を「治す方向」に導いてくれるのです。ようするにLPSは「攻め」と「守り」の両面をコントロールする、免疫のチューニング成分といえるでしょう。

LPSを日常的に少量ずつ取り入れる
サプリメントや発酵食品を通じて、LPSを日常的に少量ずつ取り入れることで、免疫応答を適切なレベルに維持し、環境変化やストレスに左右されにくい“安定した免疫状態”をサポートすることが期待されます。

参考文献:Front Immunol. 2025 Mar 31:16:1563484. doi: 10.3389/fimmu.2025.1563484.
栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-14 自然治癒力と腸』より















