
筋肉量が減ると疲労やフレイルの原因に
人が老いるとき、最も顕著に表れるのが「筋肉の衰え」です。立ち上がるのが億劫になる、階段で息が切れる、転びやすくなる。こうした加齢に伴う変化の多くは、筋肉量の減少(サルコペニア)によって起こります。筋肉は単なる「動くための組織」ではなく、血糖や脂質の代謝を担う重要な臓器でもあります。つまり、筋肉が減ることは代謝の低下であり、「健康寿命の短縮」に直結するのです。
筋肉とミトコンドリアの関係
筋肉の衰えの根本原因は、筋細胞内のミトコンドリア機能の低下にあります。筋肉は、他の組織よりも多くのエネルギーを必要とします。ミトコンドリアの量と筋力・持久力は密接に関係しており、ミトコンドリア機能を改善することで、筋肉量と筋力が回復する可能性があることが報告されています(図1)。

■ ミトコンドリアと筋肉量の関係(図1)
筋収縮には大量のATP(アデノシン三リン酸)が使われ、そのATP をつくるのがミトコンドリアです。若いときは、運動や食事を通じてミトコンドリアの数と質が保たれていますが、40 代を超えると活動性が低下し、新しいミトコンドリアが作られにくくなります。その結果、筋肉の合成が減り、分解が進んでしまうのです。

栄養書庫発行 : 『栄養書庫フォーカス-8 奇跡の成分SENOX』より





