
自然免疫システムに基づいたスキンケア
スキンケアというと、保湿やUVケアなどを指すことが多いですが、近年では自然免疫システムに基づいたケアも注目されています。
LPSで皮膚の免疫力をアップすると
下図は稲川博士の知見に基づいて、LPSによる肌の免疫力アップとスキンケアの関係をまとめたものです。
2番目のターンオーバーは肌の新陳代謝ともいい、肌が生まれ変わることを意味します。具体的には、表皮の基底層にある細胞が分裂し、新しくできた基底細胞が有棘層から顆粒層、角質層までだんだん上がっていき、最終的にアカとなってはがれる仕組みです。ターンオーバーの期間は体の部位によって異なりますが、およそ28~56日程度といわれています。




LPSとターンオーバー
下図は、LPSとターンオーバーの関係を実験したものです。蛍光物質で皮膚を染めた5名の両腕に、LPSが配合された化粧水と配合されていない化粧水(プラセボ)を朝晩つけてもらい、蛍光物質が消えるまでの時間を比べました。20日目の写真を見ると、LPS配合の化粧水をつけた蛍光物質のほうが早く消えています。また、5名とも同じような消え方をしたことから、LPSのターンオーバーを促す効果が認められました。
■パントエア菌LPSによる健常肌の新陳代謝促進効果




ターンオーバーを正常に保つ
ターンオーバーが活発になると、肌は常にリセットされた状態を保つことができます。また、ターンオーバーを正常に保つことによって、健康で丈夫な肌ができ、傷や紫外線を防げるようにもなるのです。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-13 パントエア菌LPSの美肌力』より

