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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

生涯に渡って必要不可欠な成長ホルモン

植物と人の成長

191個のアミノ酸からできている成長ホルモン

成長ホルモンは下垂体から分泌される上位ホルモンで、191個のアミノ酸からできているペプチドホルモンです。その名の通り、小児期には骨や筋肉、各器官を成長させるために働き、思春期に分泌のピークを迎えて性ホルモン、生殖器の成熟を促して大人の身体を作ります。

成長ホルモンは成長期だけではない

成長期が終わっても成長ホルモンは、一生に渡って代謝調節などに関わります。糖質や脂質の代謝を調節して、身体のエネルギー源となる糖質の量や、身体に蓄える脂肪の量のバランスを保つ働きを担います。さらに老化を促進させる糖化の減少を防ぐ働きも併せ持ち、このような働きからマスターホルモンとも呼ばれます(図1)。

■成長ホルモン(GH)の働き(図1)

成長ホルモンは、小児期に骨や筋肉を成長・発達させ、身体の健康を維持する各器官に働きかけます。さらに思春期には性ホルモンを分泌させ、男女ともに成熟を促し、成人期には全身の代謝調節に関与します。私たちの一生に渡って各器官へ働きかけ、代謝調節から免疫機能、認知機能まで作用しています。

成長ホルモンは各器官に働きかける

HGHで筋肉量が増加し、体脂肪が減少

人の成長ホルモンはHGH(Human Growth Hormone)ヒューマン・グロース・ホルモンとも呼ばれ、アメリカのダニエル・ルードマン博士らが1990年に「ニューイングランド医学ジャーナル」に投稿した1つの論文がきっかけで世界的に注目を集めました。高齢男性にHGHを使用した初の臨床試験により、実質的な運動を行わない状態でも被験者は筋肉量が約 9%増加し、体脂肪は逆に10%以上減少したことが報告されています。

健康的な身体と精神の維持に最重要ホルモン

1996年にはFDA(米国食品医薬品局)により認可され、成長ホルモン欠乏症の子供だけでなく成人へのアンチエイジングやダイエット療法としても効果が期待されています。さらに近年では免疫機能や認知機能などにも作用を持つことがわかってきています。
このように成長ホルモンは、私たちの生涯に渡って健康的な身体と精神を維持していくために必要不可欠な最重要ホルモンなのです。

栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-7 成長ホルモンを味方にする本』より

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