水のもとであるプロテオグリカンコラーゲン複合体
「水のもと」であるプロテオグリカンコラーゲン複合体は、摂取すると体のさまざまなところに働きかけます。その中でも大きな働きを期待できるのが、目のトラブルを予防し、症状を改善する力です。
目の健康を維持する涙
目の健康を維持するために大きな役割を果たしているのは涙です。涙は角膜に酸素と栄養を与えて健康な状態を保っています。角膜の表面を涙がなめらかに覆っていることで、外部から入った光が屈折して網膜でキレイな映像を受け取ることができます。
ドライアイに悩む人が増加
さらに涙によって角膜が潤った状態を保つことで、目の病気にかかるのを防止しています。パソコンやスマートフォンが普及するにつれて、現代人は視点をあまり動かさずに近くを見続ける時間が増えてきました。長時間の利用は目にかかる負担も大きくドライアイに悩む人が年々増加しています。
角膜に栄養を補給、細菌の侵入を防ぐ
ところが涙の量は年齢を重ねるにつれ減少していきます。そのため細菌が侵入しやすくなったり、角膜に傷が付いたりして、高齢になればなるほど、白内障や緑内障といった症状が発現しやすくなるのです。
涙は、95%の液層とそれを覆う油層、角膜を覆うムチン層でできています。その液層の部分にプロテオグリカンコラーゲン複合体が多く存在しており、プロテオグリカンコラーゲン複合体を摂取することで、涙の量を増やす作用があることがわかりました(図1)。
さらにプロテオグリカンコラーゲン複合体が毛様体筋を維持することで、大切な目の健康を保つことができると考えられています。
■ 涙と眼の構造(図1)
涙は「涙線」で分泌され、まばたきをするたびに角膜の表面に送り込まれます。目が乾燥していると感じたら、まばたきの回数を意識的に増やすのも効果的です。
【涙拡大】
・油層:まぶたの縁から分泌される油の層。外側を覆うことで、涙が蒸発するのを防いでいます。加齢などで油の分泌が減るとドライアイの原因になります。
・液層:涙の大部分(95%)を占める層。タンパク質など様々な成分を含んでおり、角膜への栄養補給や感染予防、傷の治癒など、重要な働きを担っています。
■プロテオグリカンコラーゲン複合体が毛様体筋を維持する
私たちがものを見る時にピントが合わせられるのは、毛様体筋という眼球の筋肉が収縮して水晶体の厚みを調節しているからです。年齢を重ねると毛様体筋が弱くなり収縮がうまくいかず、近くのものが見えにくくなります。
プロテオグリカンコラーゲン複合体は、全身の筋肉を維持・増加することから、毛様体筋にも影響を与えると考えられています。次世代のアイケアサプリとして、大きな期待が寄せられています。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-35 プロテオグリカン非変性Ⅱ型コラーゲン複合体の秘密』より