ユーグレナで血糖値の食後上昇を抑制
ユーグレナを継続して摂取することで、糖尿病症状のひとつである血糖値の上昇を抑える効果が期待できることが分かりました。
糖尿病は、インスリンの作用の低下などによって、ブドウ糖が有効に使われず、血糖値が高くなっている状態のこと。放置すると全身にさまざまな影響が出てきます。
血糖値や血中脂質に及ぼす影響
実験(ラット)により、ユーグレナやパラミロンの摂取が血糖値や血中脂質に及ぼす影響について検証しました(下記グラフ)。対照群ごとに、経口糖負荷試験を開始時および10週に実施し比較した結果、2型糖尿病ラットにおいて、10週間にわたってユーグレナを一緒に食べると食後血糖値の上昇が抑えられることが示されました。
さらに、一連の実験により高血糖を改善し、食物摂取量、体重増加、および腹部脂肪を減少させました。
生活習慣病対策としても期待
一方,パラミロンを一緒に食べた群では大きな差がなかったことから、ユーグレナ中のパラミロン以外の成分も関与していると推定されています。
このことから、ユーグレナの継続的な摂取は、血糖値を下げたい場合や生活習慣病対策としても、期待されています。
遺伝性2型糖尿病モデルラットにおける、ユーグレナの耐糖能改善効果
平均値と標準誤差を表す(n=5)
異なるアルファベットの付く群間で有意差あり(P<0.05)
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-16 ユーグレナ・パラミロンの秘密』より