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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

頭皮トラブルを予防し髪に栄養を行き渡らせる

頭皮

頭皮の炎症にCBD

頭皮や毛髪のトラブルは、紫外線やカラー剤によるダメージ、乾燥、ストレス、ビタミン不足など様々な要因で引き起こされます。トラブルの多くは頭皮のかゆみや赤みを伴う頭皮の炎症が原因とされ、このような炎症に対してCBDが持つ抗炎作用が有効になります。

アデノシンと脱毛改善

男性型脱毛を改善するとして知られる生体内成分「アデノシン」は、発毛促進因子のFGF-7の産生を高め、ヘアサイクルを正常に戻す働きがあることが、資生堂の研究によりわかっています(図1)。

■CBDが毛成長促進成分アデノシンを活性化する(図1)

毛髪成長の根本である「毛乳頭」にアデノシンが直接作用し、発毛促進因子FGF-7の産生量を高めることで発毛を促進するというヘアサイクルのメカニズムが資生堂により解明されました。この結果、アデノシンは2004年に医薬部外品(育毛料)の有効成分として厚労省から承認されています。

アデノシンによる毛成長促進の仕組み
出典)資生堂ニュースリリース「発毛促進因子の産生を高めて男性型脱毛を改善する新規育毛成分を開発」より

アデノシンを活性化させ抗炎症作用をもたらす

CBDにはこのアデノシンを活性化させ、抗炎症作用をもたらすということが、ハンガリーのデブレツェン大学によって2020年に発表されました(※1)。ヒトの頭皮のケラチノサイトを使い、CBDがどのように細胞に影響するかを調べたところ、アデノシンが活性化することで、FGF-7の産生も上がり、育毛を促進する可能性も示唆されました。ただし、高濃度のCBDは、逆に発毛を阻害することもあるため注意が必要になります。

頭皮のECSに働きかける

CBDは頭皮のECS(※2)に働きかけ、抜け毛の原因となる発疹やかゆみを抑えて健康な頭皮を保ち、さらに毛髪の成長を促してハリやコシのある美しい髪へと髪質改善する(図2)として、さまざまなCBDのヘアケア商品が発売されています。

■CBDが皮膚と髪の毛を健やかに保つ(図2)

カンナビノイド受容体CB1、CB2は皮膚細胞のすべてに存在しています。CBDが内因性カンナビノイドを破壊する酵素を抑制したり、活性酸素等を除去することで、表皮や毛包などのカンナビノイド受容体に作用すると考えられています。

皮膚のカンナビノイド受容体

血行をよくして健康な髪を維持する

さらにCBDには血行を促進し、筋肉や皮膚のコリをほぐす効果もあると言われています。頭皮のコリや緊張をほぐし血行をよくすることで、髪の成長に必要な栄養素を充分に行きわたらせることが期待でき、健康な髪を維持ことができるのです。

※1 Journal of Investigative Dermatology(2020)140、484-48818Cannabidiol
※2 ECS : エンドカンナビノイドシステム。身体調節機能。

栄養書庫発行 : 『Nutrient LIbrary-32 CBDの美容力』より


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