インフルエンザ対策にユーグレナとパラミロン
インフルエンザは感染力が強く、もっとも頻度の高い感染症の一つ。高齢者や幼児が感染しやすいことからも、いっそうの注意が必要です。そんなインフルエンザ対策にも、ユーグレナおよびパラミロンの摂取が有効であるという興味深い試験結果が発表されています。
ウイルスを攻撃するサイトカインの変化を調べる実験
インフルエンザウイルスに感染したマウスに、ユーグレナ粉末やパラミロン粉末を2週間経口投与したところ、肺の中のインフルエンザウイルスが減少し、生存率が向上しました(下記のグラフ)。
また、ヒトの身体はインフルエンザウイルスに感染すると、免疫伝達物質のサイトカイン(免疫において細胞間相互作用に関与する生理活性物質の総称)の働きによって免疫細胞を活性化し、ウイルスを体内から排除しようとします。このサイトカインの変化を調べる実験も行われました。
その結果、ユーグレナの摂取により、サイトカインの分泌に影響を与えることがわかりました。
パラミロンの作用によって免疫細胞が活性化
このような一連の実験結果から、主にパラミロンの作用によって、免疫伝達物質であるサイトカインの分泌量が増加し免疫細胞が活性化、ウイルスの排除を促進してインフルエンザの症状を緩和したと考えられています。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-16 ユーグレナ・パラミロンの秘密』より