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酸化ストレスから身体を守る核酸

歯車

酸化ストレスとは

私たちは呼吸によって酸素を取り込み、身体を動かすエネルギーを作り出しています。このとき体内で数%の活性酸素が発生しています。活性酸素は殺菌力が強く、細菌やウイルスを撃退する役目を果たしますが、過剰に発生すると細胞や遺伝子を傷つけてしまいます。これを酸化ストレスと呼びます。

酸化でDNAのコピーミスが引き起こされる

細胞にあるDNAが活性酸素によって酸化すると、コピーミスが引き起こされる確率が高まります。こうしたコピーミスによる細胞の突然変異が、がんの大きな要因になっていると考えられています。

活性酸素の除去には両方が必要

私たちの身体には抗酸化作用があり、酸化ストレスから守られています。抗酸化作用は、体内で作られるスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)やカタラーゼなどの抗酸化酵素によるものと、食品から摂取するビタミン B2、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化物質によるものに分かれます。また、活性酸素の中には食事で摂り入れた抗酸化物質でしか除去されないものもあるため、活性酸素の除去には抗酸化酵素、抗酸化物質の両方が必要になります。

核酸の役割

この抗酸化物質のひとつが核酸です。これまでに世界中の研究機関により、核酸が複数の活性酸素を除去することが証明されています。さらに細胞や遺伝子の酸化損傷を防ぐ、『遺伝子酸化損傷抑制剤』として特許も取得しています ※。

現代の生活と核酸

現代の生活は、大気汚染やストレス、運動不足、スマホの利用など、様々な理由で過剰に活性酸素が発生しやすい状況にあります。抗酸化酵素の合成は年齢を重ねると減少していくため、体内の抗酸化能力を高める点からも核酸は注目されています。

※特許第397816号

■活性酸素の発生原因と種類

体内で最初に発生した活性酸素「スーパーオキシド」は、過酸化水素により「ヒドロキシラジカル」に変化します。スーパーオキシドと過酸化水素は、体内の「抗酸化酵素」が働き除去しますが、ヒドロキシラジカルに対抗する抗酸化酵素は体内にはなく、「抗酸化物質」を摂り入れないと対抗できません。

活性酸素の発生原因
活性酸素の種類と酸化濃度

栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-34 核酸の秘密』より

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