口臭が気になる人が増えている
本人やまわりの人が不快に感じる口臭。自分に口臭があると自覚している人は80%超えると言われています。コロナ過でマスクの着用が定着する中「口臭が気になる」という人が増えているという報告※もあります。
※「ニューノーマル(新常態)時代の口臭ケアとは?」第一三共ヘルスケアより
口臭の原因
口臭には一時的に強くなる生理的なもの(アルコールやニンニクなど血液中の成分が肺を通して呼気になったもの)の他に、舌(ぜったい) 苔(舌にたまった食べカスや粘膜、細菌のカス)の異常や歯周病菌の増殖などが原因になるものがあります。
不快な臭いの種類
不快な臭いの原因になるガスには卵が腐ったような臭い(硫化水素)の他、玉ねぎが腐ったような臭い(メチルメルカプタン)やキャベツが腐ったような臭い(ジメチルサルファイド)などがあります。中でもメチルメルカプタンは口臭の強弱と強い相関があるとされ、口臭を評価する指標となっています。
■口臭の種類と原因
口臭は口の中の細菌がたんぱく質を分解・発酵する際に発生するガスが主な原因です。他にも歯周病や唾液の減少でも臭いやすくなります。
乳酸菌生産物質のうがい剤が口臭の元になるガスを激減する
乳酸菌生産物質にはこの口腔内細菌によるガスの発生を抑える効果があるという報告があります。乳酸菌生産物質のうがい剤を使用した骨構造研究所の臨床試験では、3ヶ月の試験後に平均で硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドが減少したことが報告されました。
■乳酸菌生産物質の口臭予防効果(図1、図2、図3)
口臭の予防に関心のある38歳から59歳のボランティア19名に、3ヶ月間にわたり、乳酸菌生産物質うがい剤の使用を行ってもらい、口臭抑制効果の判定を行ったところ、硫化水素は約41%減、メチルメルカプタンは約49%減、ジメチルサルファイドは約57%減と、各ガスの濃度が有意に減少した。
※出典:「乳酸菌生産物質の口臭予防効果に関する報告書」株式会社骨構造解析研究所
自分ではなかなか気づきにくく、マスク着用によって自分の口臭が気になる人も増えている今、乳酸菌生産物質の口臭予防の効果への期待がさらに高まっています。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-30 乳酸菌生産物質の秘密』より