カンナビジオールとは
CBD(カンナビジオール)は、植物性カンナビノイドのひとつで、大麻草から抽出される天然の化合物です。大麻草は人類が何百年も前から薬や衣服などに利用してきた歴史があります。
CBDと同じく大麻草から抽出される植物性カンナビノイドが、THC(テトラヒドロカンナビノール)です。こちらはハイな状態を引き起こすもので、日本では違法となっています。
1960年代にアメリカで大麻草からCBDとTHCを抽出することに成功しましたが、法的にも難しい成分のため、体内でどのように作用するか積極的解明はされてきませんでした。
身体調節機能「内因性カンナビノイド」
しかし、1990年代に、私たちの身体に備わっている身体調節機能「内因性カンナビノイド」が発見されたことで、エンド・カンナビノイド・システム(ECS)の研究が進み、CBDが人に与える効果が世界中の医科学者の間で研究されるようになりました。
2018年にはWHO(世界保健機構)やFDA(アメリカ食品医薬局)などが、CBDを安全な薬物と認定。2020年には日本の厚労省からCBDの輸入ガイドラインを発表。アメリカで産業用ヘンプの栽培が合法になり、世界的なグリーンラッシュが起こっています。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-29 CBDの秘密』より