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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

アンチエイジング医学の大切さ

医療法人社団IHL 品川イーストワンメディカルクリニック 理事長 院長
板倉 弘重 医学博士

板倉弘重博士

サクセスフル・エイジングとアンチエイジング

ここ数年、よく耳にする「サクセスフル・エイジング(successful aging)」は、高齢者が元気で健康に年を重ねていくことですが、「抗加齢」、「抗老化」を意味するアンチエイジング(anti-aging)は、いつまでも若々しい心とからだを維持したい、実年齢よりも若く見せたい(見られたい)、出来るだけ元気に長生きしたい、という、老若男女すべてに共通の願望でしょう。加齢とともにからだのどこかが痛くなる、疲れやすい、腰が曲がって年寄じみてくる、といったことは、実は日常のちょっとした心遣いで大きく改善できるのです。

究極の予防医学

アンチエイジング医学とは、マイナスの状態を普通に戻す「病気の治療」ではなく、「健康な人のさらなる健康」を指導するプラスの医療であり、元気に長寿を享受することを目指す、いわば究極の予防医学と言えるでしょう。
多くの人は病気になってから後悔します。しかしそうなる前に、食事、運動、睡眠といった日常の生活で、どういう点を注意すればいいか、そういう気づきがあれば老化や病気を予防できるのです。また現在、病気が進行しつつある状態であっても、取返しのつかない末期の段階に至る前に日常生活を改善すれば、また元気な生活に復帰することが可能です。

元気で長寿を享受する

100歳以上の超高齢者の機能的・形態学的な研究によって、生理的なバランスがとれた臓器の老化は、病的な老化と比べて進行が穏やかであることが分かってきました。「元気で長寿を享受する」とは、加齢等による何らかの不調があっても、肉体的、精神的にバランスのとれた状態が保たれていることです。

食のバランス

板倉 弘重(いたくら ひろしげ) 

医療法人社団IHL 品川イーストワンメディカルクリニック 理事長 院長
医学博士

品川イーストワンメディカルクリニック理事長、院長/医学博士。国立健康・栄養研究所名誉所員。東京大学医学部卒業、同大学第三内科入局後、カリフォルニア大学サンフランシスコ心臓血管研究所留学。東京大学第三内科講師、茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科教授を経て、現職。日本健康・栄養システム学会理事長。日本栄養・食糧学会名誉会員、日本動脈硬化学会名誉会員、日本ポリフェノール学会理事長。著書多数

栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-01 抗糖化ってなに?』より

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