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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

LPS は自然界の微生物が生み出す成分

土の中で育つLPS

健康のシグナルLPS

LPS(リポポリサッカライド)とは、グラム陰性菌の外膜に存在する糖脂質の一種で、自然界の土や水、植物、さらには発酵食品などに広く分布している成分です(図1、2)。私たちの暮らしとも身近で、味噌や納豆、ヨーグルト、野菜の根などには、これらの微生物に由来する LPS が微量ながら含まれていることが知られています。言いかえれば、LPS は「自然界の微生物が生み出す健康のシグナル」ともいえる存在なのです。

■ LPS とは細菌由来のリポ多糖(糖脂質)(図1)

LPS はグラム陰性菌の外膜(細胞壁)に存在するリポ多糖のことで、土の中や海の微生物に多く存在します。つまり、LPS は、グラム陰性菌の産毛のようなものです。

細菌由来のリポ多糖

LPS が注目される最大の理由

LPS が注目される最大の理由は、その免疫細胞を活性化する力にあります。体内に LPS が入ると、まずマクロファージなどの自然免疫細胞がそれを感知し、TLR4 などの受容体を介して「免疫スイッチ」をオンにします。その結果、さまざまな免疫細胞が連携して働き、全身の防御体制が整えられ、自然治癒力が高まることが報告されています。

LPSの誤解

かつて LPS は「炎症を引き起こす物質」として知られていましたが、近年の研究により、適量を継続的に取り入れた場合には、LPS は免疫を過剰に刺激するのではなく、むしろバランスよく整える“有益な刺激”として働くことが明らかになってきました。

■ 身近な自然に存在するLPS(図2)

LPS は土の中で育つ根菜や野菜、海で育つ海藻などに多く含まれています。LPS が含まれる代表的な食材は、レンコン、ゴボウ、大根、イモ類などの根菜類、ホウレン草やキャベツなどの葉物のほか、海藻のもずくやわかめ、ヒジキなどがあります。糠や胚芽がついた玄米や十割そばにも多くのLPS が含まれています。豊かな自然が残る森などの空気中にもLPS が存在しています。

身近な自然に存在するLPS

栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-14 自然治癒力と腸』より

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