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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

糖化が肌を老化させる理由

手をそえる

肌の老化を防ぐ「抗糖化」の重要性

肌のアンチエイジングにおいては従来の「抗酸化」のみならず「抗糖化」を意識する必要があります。
肌のハリを保つ重要な役割を担うのが、真皮にある「線維芽細胞」で、コラーゲン(膠原繊維)、エラスチン(弾性繊維)等を産生しています。これらの2つの繊維が網の目状に張り巡らされ、ベッドのスプリングのように肌に弾力性をもたせています。コラーゲンもエラスチンもたんぱく質の一種なので糖化の影響を受けやすく、糖化が進むと弾力が低下して肌のハリが失われ、たるみの一因になると考えられています。

AGEsと真皮の変化

さらに糖化によって真皮に蓄積したAGEs(終末糖化産物)は異物として認識され、体内ではこれを分解・除去しようとする働きが生じます。その過程で周囲の正常な線維芽細胞にも影響が及び、新たなコラーゲン、エラスチンの産生が低下すると考えられています。その結果、道路が陥没したように真皮の構造が崩れ、シワの形成につながると考えられています(下図)。

■真皮に蓄積したAGEsがシワや黄ぐすみに関与する(図)

AGEsの蓄積は、真皮の弾力低下や肌の黄ぐすみに関係すると考えられています。

糖化と肌の状態

表皮におけるAGEsの蓄積と肌への影響

肌の真皮ではコラーゲンと糖が反応して糖化が進むのに対し、表皮では角質層を構成しているたんぱく質やケラチン線維と糖が反応します。表皮部分が糖化しAGEsが増えると、くすみやキメの乱れ、柔軟性の低下などが起こり、化粧のりも悪くなります。AGEsが少ない肌ほどキメが整いやすいことが報告されています。肌の黄ぐすみは、皮膚のたんぱく質が糖化し、いわば「焦げた」ような状態になることで生じる変化の一つです。

鏡を見る

栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-1 抗糖化ってなに?』より

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