
糖尿病とファスティング
インターミッテントファスティング(16:8)が、糖尿病の予防や改善に効果があるとする研究発表が増えています。2024年9月、ソーク研究所とカリフォルニア大学サンディエゴ校の研究者らは、メタボリックシンドローム(代謝症候群)の108人の成人を対象にインターミッテントファスティング(摂食時間8~10時間)の効果を調査しました※1。その結果、通常の食事パターンを続けたグループに比べ、体重や体脂肪の減少、血糖値やHbA1c(糖尿病の指標)の改善が見られました。
脂肪を燃焼し血糖値をコントロール
同時に、インターミッテントファスティングが体脂肪の燃焼と血糖コントロールに有効であることが示されました。この研究も上記と同チームによって行われ、メタボリックシンドロームの成人対象に、8~10時間の食事時間に制限する方法を3か月間実施、体重減少や血糖値の改善が確認されました。
メタボリックシンドロームに実用的な手段
これらの研究結果は、インターミッテントファスティングが、特にメタボリックシンドロームの患者にとって、代謝を改善するための低コストで実用的な手段であることを明らかにし、全世界で数億人にも達する人々の健康状態を改善する極めて有望な選択肢であることを示唆しています。
(※1) DOI:10.7326/M24-0859
▶ メタボリックシンドローム改善
西安交通大学第一付属病院ミンキアン・ヒ博士らは、インターミッテントファスティング(16:8)がメタボリックシンドローム患者に与える影響について調査。
その結果、インターミッテントファスティングが治療法として効果的であることを明らかにしました。

▶ 2型糖尿病患者の HbA1cレベルを低下
イリノイ大学シカゴ校栄養学部ヴァシリキ・パヴロウ博士らは、2型糖尿病の成人に対するインターミッテントファスティングの有効性を調査。低カロリーダイエットと比較し、体重減少とHbA1cレベルの低下により効果的であることがわかりました。

栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-9 あなたのカラダ、ドラマチックに変化 インターミッテントファスティング』より

