
1970年代からの歴史
「プロテオグリカン」の研究や応用開発の歴史は、1970年代にまで遡ります。医薬品や美容品の成分として大いに期待されていましたが、効果的な抽出方法が確立されずに、様々な大学の研究機関や成分メーカーで試行錯誤の時期が続きました。
そのままの形で抽出するという課題に取り組む
プロテオグリカンコラーゲン複合体は、そのままの形で抽出されることで、人体に摂り入れた時に本来持つ機能を発揮できます。2000年代初頭、アルカリ抽出、酸抽出など、いくつかの方法が確立され、ようやく商品応用への道が開かれますが、生体内にあるそのままの形で抽出するという残された課題に、異なるアプローチで取り組む研究者たちがいました。
プロテオグリカンコラーゲン複合体
2008年、国立大学と民間企業との共同研究により、ついに水のみでプロテオグリカンコラーゲン複合体を抽出することに成功しました。細胞外マトリックスの生体構造にほぼ近い、Ⅱ型コラーゲンの網目状の構造を保ったままのプロテオグリカン(プロテオグリカンコラーゲン複合体)が取り出せたのです。
特許取得の水抽出の技術
このプロテオグリカンコラーゲン複合体が本来持つ構造をそのままに抽出する「水抽出」の技術は、国立大学と民間企業の共同研究により、特許取得済み※です。
※特許証(特許第6006545号)2016年9月16日登録

プロテオグリカンコラーゲン複合体の全身に与える機能
コラーゲンやヒアルロン酸と共に、皮膚や軟骨などの柔軟性・弾力性を維持するプロテオグリカンは、細胞外マトリックスの基物質です。
その構造を壊さずに水のみで抽出されたプロテオグリカン非変性Ⅱ型コラーゲンは、まさに細胞外マトリックスそのものなのです。

栄養書庫発行 : 『栄養書庫フォーカス-7 ハイブリッドプロテオグリカンBABS®の恵み』より

