肌トラブルの原因日焼け
肌トラブルの大きな原因に日焼けがあります。紫外線により皮膚は炎症を起こし赤くなったり、ひどいときには火傷や肌のDNAを傷つけてガンになることもあります。さらに長期にわたって紫外線を浴びると、肌にダメージが蓄積されて肌のハリや弾力を失い、シワやたるみなど肌老化の原因になります。
紫外線のダメージから守る
プロテオグリカンコラーゲン複合体を、培養した皮膚繊維芽細胞に添加し紫外線を照射したところ、細胞の数にはほとんど変化が見られませんでした(図1)。この試験により、プロテオグリカンコラーゲン複合体には、肌細胞自体を紫外線のダメージから守り、細胞減少を防ぐ働きがあると期待されています。
■ 紫外線の防御作用(図1)
ヒト皮膚繊維芽細胞に、プロテオグリカンコラーゲン複合体(PG-C)を添加したものと添加なしのものに紫外線を照射したところ、プロテオグリカンコラーゲン複合体を添加した細胞は、細胞数の減少はほとんど見られませんでした。
細胞レベルで紫外線防御
日焼け対策には、日焼け止めクリームを塗ることが一般的です。その基本的なメカニズムは、光の散乱剤により肌表面で紫外線を散乱・反射させることで紫外線をブロックし、日焼けを防ぐというアプローチです。プロテオグリカンコラーゲン複合体は従来の日焼け止めとは異なるアプローチで、皮膚線維芽細胞の働き自体を活発化し、紫外線を防御していると考えられています。
■皮膚繊維芽細胞とは
肌のハリや弾力をつくり出す源となる細胞です。細胞外マトリックスの中で、この細胞がコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成し、みずみずしい肌を保ちます。
日焼け止めとの併用でシミ、そばかすの予防にも
日焼け止めクリームとプロテオグリカンコラーゲン複合体の併用により、より効果的な紫外線対策が見込まれています。さらには、加齢による日ごろの肌のエイジングケア対策にも、おおいに期待が寄せられています。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-35 プロテオグリカン非変性Ⅱ型コラーゲン複合体の秘密』より