発酵大豆でできるアグリコン型イソフラボン
大豆を麹菌で発酵させることによってできるアグリコン型イソフラボンは、一般的なグリコシド型イソフラボンと比べて体内での吸収率が高いことがメリットです。つまり、グリコシド型イソフラボンを含む豆腐や納豆よりも、麹菌で発酵した味噌や醤油のほうが、より吸収されやすいということになります。
ダイゼインとは
アグリコン型イソフラボンのメリットはほかにもあります。
実は、アグリコン型イソフラボンには、「ダイゼイン」「ゲニステイン」「グリシテイン」の3種類のイソフラボンが含まれています。そのうち特に注目されているのがダイゼインです。脂肪細胞を小さくしたり、長寿遺伝子を活性化させたりと、さまざまな効用が認められているのです。
大豆胚芽由来のイソフラボンを選ぶ理由
このダイゼインは、丸大豆(大豆の実全体)には約40%含まれ、大豆胚芽には約70%含まれています。サプリメントなどでダイゼインを効率よく摂取するには、大豆胚芽由来のイソフラボンを選んだほうが賢明といえるでしょう。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-20 麹菌発酵大豆イソフラボンの秘密』より