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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

外側と内側から保水機能の強化や肌細胞再生を促す

頬に手をあてる

潤いやみずみずしさを保つヒアルロン酸

一般的に肌の潤いやみずみずしさを保つ成分として、ヒアルロン酸が知られています。ヒアルロン酸はムコ多糖と呼ばれる物質で、皮膚や軟骨に存在しています。関節痛の症状を軽減するために医療分野で活用されたり、その保水・保湿力から化粧品にも多く使われています。

ヒアルロン酸の産生を高める

プロテオグリカンコラーゲン複合体は、細胞同士をつなぐ役割をしながら、多くの水を抱え込んでいます。ヒト表皮細胞での試験の結果、プロテオグリカンコラーゲン複合体によって、ヒアルロン酸の産生能力が30%も増えることが判明しました(図1)。

■ヒアルロン酸の産生能力(図1)

ヒト表皮細胞に対して、プロテオグリカンコラーゲン複合体・コンドロイチン硫酸を添加。72時間培養させた後、培地中のヒアルロン酸濃度を測定しました。結果、ヒアルロン酸の産生量が30%程度増えることが確認できました。

ヒアルロン酸の産生能力

肌細胞に指示を出し再生を促す働き

さらに、プロテオグリカンコラーゲン複合体には、肌細胞に指示を出し、再生を促す働きがあることがわかっています。皮膚の電気活動を見る皮膚電動反応(SCR)の人試験を行ったところ、被験者のすべてで経口摂取した群の肌の改善が見られました(図2)。

■プロテオグリカンが肌に与える効果(図2)

年齢の異なる健康な女性被験者にプロテオグリカンコラーゲン複合体を経口投与して、表皮の変化を皮膚電動反応(SCR)を使って調べました。閉経女性、40歳以上、40歳以下の皮膚水分量が平均以上のそれぞれで、肌の調子が改善したことが確認されました。

肌の水分蒸発量
Mean SE. *P <0.05(vs プラセボ群)
年齢: 55.8±4.8歳(被験食品群),61.6±6.1歳(vs プラセボ群)
肌の潤いの変化
マーカーを中央値エラーバーを四分位範囲で示した.
*p <0.05(vs プラセボ群)
化粧のノリの変化
マーカーを中央値エラーバーを四分位範囲で示した.
*p <0.05(vs プラセボ群)
肌のキメの細かさ
マーカーを中央値エラーバーを四分位範囲で示した.
*p <0.05(vs プラセボ群)

ヒアルロン酸・コラーゲンとの相互作用

このことからプロテオグリカンコラーゲン複合体を経口摂取することで、コラーゲンが持つ皮膚の弾性改善やヒアルロン酸が持つ保湿効果が確認されたのです。
体の外側と内側から保水機能の強化や肌細胞再生を促すコラーゲン複合体は、まさに美容に欠かせない成分と言えるでしょう。

栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-35 プロテオグリカン非変性Ⅱ型コラーゲン複合体の秘密』より

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