黄斑色素とは
私たちの目には、外界からの光を受け止めるレンズの働きをしている水晶体や、網膜の中心部分で「見えるもの」を判断する黄斑部があります。
この水晶体や黄斑部はカロテノイドのうちルテイン、ゼアキサンチンで構成されていて、このうち黄斑部にあるものは黄斑色素と呼ばれています。
MPOD(黄斑色素光学密度)値は眼の健康バロメーター
黄斑色素は、光による酸化ダメージから水晶体と黄斑部を守っています。
この黄斑色素は、眼の中のルテイン、ゼアキサンチンの量を簡単な検査で測定することで、数値化することができます。
この数値をMPOD(黄斑色素光学密度)と言います。
視覚機能を高めるために
科学的研究の結果、このMPOD値が高くなればなるほど、眼の機能が向上することがわかってきました。
最新の研究結果から、眼の健康の向上と視覚機能を高めるために、ルテイン10mg以上、ゼアキサンチン 2mg以上を毎日摂取することが推奨されています。
人は体内でルテインとゼアキサンチンを作ることができないため、食事やサプリメントで補給することが不可欠です。
2008年、Hammond博士らは10mgのルテインとゼアキサンチン2mgを健常者40名に6ヶ月服用させた結果、被験者のMPODが増加したことを確認できました(下グラフ)。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-10 ルテインの秘密』より