幸せホルモン
『ドーパミン』は快楽や意欲、運動機能の調節に関係するホルモンで、脳内報酬系活性化の中心的な役割を果たしています。「オキシトシン」、「セロトニン」とともに幸せホルモンに分類されることもあります。これはオキシトシンが分泌される際に、セロトニンやドーパミンの分泌を促進して、相互作用によりストレス緩和などにつながるためです。
やる気ホルモンドーパミン
ドーパミンは脳内で情報の運搬役として働くことから、神経伝達物質とも呼ばれ、特に感情や意欲、思考、理解などの心の機能に関与して、やる気を引き出し、集中力をアップさせます。さらに、やる気や幸福感を得られるだけでなく、運動やホルモン調節などの生命活動にも関与しています。
ドーパミンの働き
主なドーパミンの働きには、①楽しい気持ちを継続し意欲が向上する②集中力がアップする③ポジティブ思考になるなどがあります。
たとえば、お酒を飲んで気分がよくなったり、好きな音楽を聴いたり趣味などが楽しいのは、ドーパミンが放出されて脳内の報酬系という神経系が活性化するためです。ただしドーパミンが過剰に分泌されると、飲酒やギャンブルなどの依存症に陥ってしまうこともあるので、ほどほどにしましょう。
■日光浴でやる気が出る!?
日光を浴びるとセロトニンやドーパミンの分泌が増えて心身に良い影響があると言われています。
栄養書庫発行 : 『よくわかる健康サイエンス-7 成長ホルモンを味方にする本』より