
顔が老けたと感じる人が増えている
コロナ禍のマスク生活で、顔立ちが老けたと感じる女性が増えています。
これは、マスクの下の「無表情」や緊張感のゆるみ、さらにマスクによって顔の下半分が圧迫されて表情を大きく動かせないことなどが原因と考えられます。
皮膚の構成
皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層から構成され、真皮の大部分を細胞外マトリックスが占めています。コラーゲンがネット構造を形成し、そこにエラスチンが弾力を与えることで表皮を支えているのです。さらにネットの隙間には、プロテオグリカンやヒアルロン酸が水を抱え込んだ状態で満たして皮膚のハリや潤いを与えています。
20歳をピークに80歳までの間に65%減少
しかし、細胞外マトリックスを構成するコラーゲンやコンドロイチン硫酸(プロテオグリカンを構成する成分)は、加齢と共に減少していきます。20歳をピークに80歳までの間に65%も減少するという報告もあります(図1)。その結果、弾力や水分が失われていき、顔全体にたるみが生まれて、いわゆる老け顔となっていきます。
■加齢と共に減少する細胞外マトリックス(図1)
コラーゲンやコンドロイチン硫酸が加齢と共に減少することで、肌はみずみずしさを失い、弾力性と柔軟性がなくなっていきます。女性の肌悩みの「シミ」「たるみ」「乾燥」すべての原因が細胞外マトリックスの減少にあると言っても過言でありません。


プロテオグリカンコラーゲン複合体に期待
健康な成人女性にプロテオグリカンコラーゲン複合体を12週連続で経口摂取してもらったところ、プロテオグリカンコラーゲン複合体に、リフトアップ効果があることが最新のヒト試験によって判明しました(図2)。
細胞外マトリックスに近い形で抽出されたプロテオグリカンコラーゲン複合体は、コラーゲンやヒアルロン酸よりも、皮膚・美容に対してこれまで以上の効果が期待されています。
■ヒト経口摂取でのリフトアップ効果(図2)
健康な成人女性にプロテオグリカンコラーゲン複合体を摂取させ、臥位状態と直立状態でスタンプを押して、比率および差を測定しました。12週間継続摂取することで、プラセボ群に比べ有意な差が認められました。


プロテオグリカンコラーゲン複合体を摂取することで、リフトアップ効果が得られました
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-35 プロテオグリカン非変性Ⅱ型コラーゲン複合体の秘密』より

