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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

マイタケにあるMDフラクションとMXフラクション

マイタケアップ

※過去の記事を再編集しています

MDフラクションの働き

MDフラクションは、マイタケから取り出したβグルカンという特殊な構造を持った多糖体です。キノコ類に含まれる多糖体には、免疫を活性化させる働きがあることがわかっていますが、実験の結果すでに抗がん薬として認可されているレンチナンやPSKと比べても、マイタケ由来成分のMDフラクションが強い抗腫瘍性を表すことがわかりました。

マクロファージ活性化

具体的にはがん細胞を持つマウスにMDフラクションを投与したところ、異物を攻撃するマクロファージを活性化させました。活性化マクロファージは食細胞ですからがん細胞を食べ、その情報をヘルパーT細胞に伝える働きを持っています。つまり、MDフラクションによってマクロファージの能力が高まったということは、他の免疫細胞も活性化するということになります。

血管

免疫システムが回復

実験の結果、樹状細胞、ナチュラルキラー細胞、T細胞の活性化が認められました。これらの免疫細胞はがん細胞を破壊したり、がん細胞を特定して他の免疫細胞に情報を伝えたりする重要な役割を果たします。さらにはこのような免疫細胞の機能の発現を制御するインターロイキン1やインターロイキン2といったサイトカインの分泌を促進する作用も認められました。MDフラクションのこうした作用の結果、免疫システムが回復し、がん細胞を殺し、腫瘍を縮小する可能性があると考えられています。

MXフラクションとは

神戸薬科大学の微生物化学(難波)研究室がMDフラクションの研究中に発見したのがMXフラクションです。同じマイタケ抽出成分であるMDフラクションもβグルカンですが、MXフラクションはβグルカンにα結合で側鎖(枝分かれ)がついたグルカンで、MDフラクションとは全く異なった化学構造を持った多糖体です。

diabetes

生活習慣病の改善に役立つ可能性

その働きを調べると、血液中のブドウ糖の合成を抑えること、さらにはインスリン・レセプター(受容体)の感受性を良くする働きがあることが判明しました。これらの作用により、糖尿病治療の一助となる可能性があることがわかっています。また、善玉コレステロールには影響を及ぼさずに悪玉コレステロールだけを減らすため、動脈硬化を進行させる高脂血症を改善する働きが確認されました。簡単に言えば、MXフラクションはドロドロの血液をサラサラに変える力を持っているのです。末期がん患者の多くが、がんそのものによる痛みだけでなく、高脂血症や糖尿病、抗がん剤による副作用などで非常に辛い思いをします。
まだ研究途上ですが、MXフラクションが血液をサラサラにし、また神経を圧迫していた腫瘍を退縮させることで痛みの軽減に役立つ可能性が期待されています。

インスリン注射

栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-6 マイタケの健康力』より

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