2500万人が苦しむ日本の国民病、さらに若年層の発症が加速
いまや日本人の4人に1人が患っているといわれるスギ花粉症。花粉が原因となって、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみ、肌のかゆみ、喘息や気管支炎症状まで発症することもあります。
これほどまん延しているにもかかわらず、アレルギー症状であるため、現時点ではスギ花粉症の根治療法は確立していません。
■若年層にまん延するスギ花粉症
東京都は2016年11月~12月に大田区、あきる野市、調布市でアンケート調査を実施。回答を得た2116人から410人を抽出し症状の有無を判定。スギ花粉症患者の都全体の割合(年齢別)を推定。「乳幼児における食物アレルギーが増えており、花粉症の若年発症を加速させている可能性がある」と報告している。
ユーグレナとスギ花粉症
けれども、近年の研究の結果、ユーグレナの摂取が、スギ花粉症の症状を緩和に導くことが明らかになりました。ユーグレナを摂取していたスギ花粉症モデルマウスは、花粉症の直接的な症状を表す鼻掻き行動の割合が低下したのです。
ユーグレナがT細胞のバランスを調整
また、IgE(免疫反応に応じて産生されるたんぱく質)が花粉症の症状を引き起こしますが、このIgEを産出するようシグナルを出す細胞(T細胞)のバランスを調整する効果がユーグレナにはあることも分かりました。T細胞において、Th1とTh2は両方必要な細胞なのですが、Th2が強くなるとIgEが産出され花粉症の症状が現れてしまいます。Th1という細胞のバランスをあげると、花粉症の症状が緩和されるのです。ユーグレナは、腸に刺激を与えることで、Th2の働きを抑え、Th1の働きを改善することが明らかにされています。
根本的な体質改善には
抗ヒスタミン薬は、元凶から治すのではなく対処療法です。くしゃみが出るつらさなどは薬で一時的に抑えられますが、ユーグレナにはスギ花粉に負けない根本的な体質改善が期待されています。
栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-16 ユーグレナ・パラミロンの秘密』より