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栄養書庫 NUTRIENT LIBRARY

オーラルケア 歯・口腔の健康を考える

歯磨き

健康面でも美容面でも歯は大切なパーツ

歯は健康維持のためにはもちろんのこと、美容面でも人の印象を左右するとても大切なパーツです。前歯がなくなってしまうと老け込んだ印象になり、口元にシワが寄りやすくなります。また、奥歯を失って時間がたつと、歯茎が下がり、頬がこけたり、たるんで見えるので見た目年齢が下がります。

歯周病とは

こうした歯の損失の大きな原因は虫歯と歯周病です。歯周病は歯茎に炎症が起きる病気の総称です。初期の場合はほとんど自覚症状がなく静かに進行し、悪化すると、血や膿が出る、口臭が発生する、歯がグラグラするなどの症状が現れ、放っておくと歯が抜け落ちてしまいます(図1)。

■歯周病の仕組み(図1)

歯のケアを怠ると歯と歯茎の境に歯垢ができます。この歯垢にある細菌を排除しようと炎症が起こり、歯肉炎になります。この時点で適切なクリーニングをすると炎症が収まります。しかし不衛生な状態が続くと、細菌は歯根に沿って深部に侵入し、歯周炎へと進行してしまいます。

歯周病の仕組み

日本人の45歳以上の約8割が歯周病にかかっているとも言われています。歯周病をこじらせると、歯を失うだけでなく、心臓病や糖尿病、脳卒中など重篤な病気の要因になるため、普段から気をつけたい病気とも言えます。

カンナビノイドと歯垢

ベルギーの研究者らによって2020年に発表された論文では、カンナビノイドが歯垢の中の細菌集落の数を減少させるのに、オーラルBやコルゲートといった定評のある市販オーラルケア製品よりも効果的であると注目を集めました。

18~45歳の60人から歯垢を採取し、カンナビノイド群CBD、CBC、CBN、CBGとCBGA、オーラルB、コルゲート、カンナビテFの練り歯磨き群に分け、それぞれ24時間培養したところ、カンナビノイドを加えた検体のすべてで、市販の製品よりも細菌コロニーの数が少なくなるという結果が得られています(図2)。

■カンナビノイドとオーラルケア製品の有効性(図2)

被験者をDPSIによって6つのグループに分け、カンナビゲロール酸CBGA、カンナビノールCBN、カンナビゲロールCBG、カンナビジオールCBDとオーラルB、コルゲート、カンナビテF(ザクロと藻のハミガキ)を比較したところ、各カンナビノイドはどの歯磨き粉よりも細菌の増殖が有意に低いという結果が得られました。

オーラルケア比較

今後もこうした研究が進むことで、CBDは近い将来、歯の健康を守る予防歯科の主要な成分になることも期待されています。

栄養書庫発行 : 『Nutrient Library-32 CBDの美容力』より

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